実に前回のエントリーより1か月を越えてしまいましたが、今年の年末はおかげさまで例年にないほど忙しい日々を過ごしていました。仕事納めぎりぎりのところで、トラブルもいくつか起こり、お客様になるべくご迷惑をおかけしないよう、なるべく年内の解決を目指して動いたりさせて頂いていたこともあり、かなりバタバタの年末となりました。それでも無事28日に社員一同で納会を行うことが出来、少しほっとしながら年末を迎えることができました(納会の模様を弊社のWebに貼られたustreamの中継でご覧頂けた方もいらっしゃるのではないかと)。
今年の12月17日で会社は設立から3年をようやく迎えることが出来ましたが、売上、スタッフともに大きく成長し、仕事もAgile Media Networkの設立や、他にも様々それなりに世の中で取り上げて頂いた話題の仕事に関わることが出来、良い1年でありました。
これもひとえに弊社を信頼・理解して頂き、挑戦的かつ刺激的な仕事を下さるお客様や事業パートナーの皆様、また仕事において高いクオリティを実現するべく意識高く、納期までハードな仕事にチャレンジし続けてくれるスタッフの皆さんのお陰であるといつも感謝しています。僭越ながら、年末につき自身のブログで改めて感謝を述べさせて頂きたいと思います。
この3年、「お客様のWeb事業の価値創造・向上に貢献する」ことをモットーに、様々なプロジェクトに関わらせて頂く過程で、なぜWebのプロジェクトが既存の企業において失敗し易いのか、そのポイントも様々見えてくるようになりました。
弊社のみならず、他社も関わる様々なプロジェクトを見てきた過程で感じたのは、営業指向が強過ぎて、不要なものまで押し込んで売ろうとするスタンス(その価値を偽って売り込もうとするケースもまま見られます)で、とにかく高い費用を取ってしまうケースや、逆にお客様に自身の仕事の価値を十分に説明できずに、自身の仕事を安売りして、いい加減に仕事を終えてしまうケースなど、その場を凌ぐために起こる問題でした。
日本技芸という会社は、技術を持ったスタッフ陣と、その価値をお客様にご理解頂ける言葉に翻訳して説明し、理解してもらい、仕事を円滑に進めるディレクションを行うスタッフが協力し合い、よりいいWebサービスを、お客様のため(さらにはそのお客様の先にいるエンドユーザーの方のため)に作っていくことで、より良い品質のサービスを世に提供することで、社会に貢献していくことを目標に作りました。
まだこの目標には全然達成できてはいませんが、この3年で会社の事業の方向性の正しさと、またその方向性に共感してくれる方が自社のスタッフのみならず、お客様にも非常に多いことをお陰様で実感することが出来ました。こうした皆さんのご信頼を裏切らないよう、来年もスタッフ一同、より良いものづくりを手掛ける「技師」の集団として、更に高いレベルを目指して頑張っていきたいと考えています。
特に今年は会社規模の拡大も少し急だったこともあり、仕事のクオリティ向上の徹底が難しくなったことが課題として浮かび上がりました。来年は、そうした仕事の品質を担保するべくシステム化を図ることも大事だと思っていますが、より重要だと考えているのは、私を含めたスタッフ一同が、日々とにかく真剣に仕事のクオリティを高めていくことを厳しく意識し続けることだと思っています。
システムは環境が変われば必ず陳腐化しますが、意識や文化は100年経っても続くものです。また文化のないシステムは必ず崩壊します(抜け道を探す輩が必ず出ます)。まずは仕事に対して意識の高いスタッフが育ってこそ、システムに初めて意義が出るものです。来年は、3年という短い期間ながら培ってきた日本技芸という会社の仕事に対する意識や文化を、より仕事の中で皆にわかってもらうことを心がけたいと考えています。
#こういう話をすると、朝礼をやらないと、とか、とにかく人が集まって訓辞を垂れて、という方向に考える人が多いんですが、むしろそういう形式的なことよりも、仕事の中での上長や先輩の仕事に対するスタンスなどで徹底していきたいものだと思っています。
日本技芸という会社は、様々なエリアから集まった優秀な人たちによって、より高い価値を世の中に提供できる会社になってきています(デザイナーからエンジニア、PM、リサーチャーまで揃ったネット系ソリューション企業というのは、この規模ではあまりないのではないかと思います)。
とはいえ、そういう時だからこそ慢心しがちですから、決して気を緩めることなく、いつも客観的にお客様の評価と自分が達成し得るクオリティから仕事を見つめて、より良い仕事のできる集団に成長していきたいと思っています。またそれが、お客様への信頼に繋がるものだと確信しています。
会社が成長するにつれ、私も仕事がしんどくなって心が折れそうになることもありますが、1つ1つ達成された仕事の成果を見る中で、この会社を続けて良かった、と心から毎年年末に思う次第です。スタッフの皆さんが、お客様のため、また自分の仕事のためにより高いレベルの仕事ができるよう、来年もまたその素地を作るべく、私も頑張りたいと思います。そういう仕事を世の中に継続的に提供できる会社を作ることこそが、私自身の会社においての目標だと思っています(既にkwmrさんや徳力さんにご指摘頂きましたが、私としてはそういう形でインターネットの発展に貢献できればと思っています)。
長くなりましたが、本当に様々な方々に今年もお世話になりました。来年も引き続き、弊社スタッフの成長の中でより多くの皆様とお会いすることが出来、また弊社の価値を提供させて頂ける機会がありますことを祈念して、年末の挨拶とさせて頂ければと思います。
今年も本当にありがとうございました!また来年もよろしくお願い致します。