ボウリング・フォー・コロンバイン

なかなかBlogを移転出来ないことで悩んでいる今日この頃ですが、恐らく今の会社を始めて以来週末の2日とも仕事に触れない日を意識的に作ることが出来たので、これぞとばかりに見ようと思いつつ見ることが出来なかった映画、「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見ました。

この映画の作者は、恐らくメディアでも大きく報じられたので皆さんご存知だと思いますが、最近ディズニーにその公開を阻止されていたものの、最近漸く公開に漕ぎ着けた、9.11テロ事件以降のイラク戦争の経緯を描いた映画「華氏911」の作者でもあります。痛烈な風刺でアメリカ社会の現実を描くことでどうも有名な人だそうですが、実は私はよく知りませんでした。ただ、この映画の風評をメディア等で知っていたこと、またアメリカの銃規制問題について興味があったことから、関心を持って見てみたわけです。

アメリカ的な風刺と、複雑な捻りの無いストレートな構成をとりつつも、本当に作者が言いたいことははっきりと言わず、周辺の取材から結論を浮かび上がらせ、最後のチャールトン・ヘストンへのインタビューに最後のキーを埋め込んでおく、という心憎い作品でした。カナダの事情(人口3000万人、世帯数1000万で、銃所持が700万丁あっても、銃による殺人事件の発生率がアメリカの凡そ100分の1程度)は非常に興味深かったです。

孤立しつつある今のアメリカを理解する上で、非常に参考になる作品でした。

HEX2005!

Hacking EXtreme 2005のサイトが立ち上がりました!

当時インプレス社のインターネットマガジンにも現地から記事を書きましたが、PGPのジンマーマンが来て、様々な暗号方式の強度について会場と議論したり、はたまたハッカーの世代間の倫理観の違いについてディスカッションを行うなど、とにかく素晴らしいオープン・エアーのミーティングです。

この間はオランダのUniversity of Twente という技術工科系の大学のキャンパス内に無線LANアクセスとギガビットEtherを引き回し、そこに世界各国から集まったハッカーがつないでお互いに侵入を試みあう(実際にBlackICEを入れておいたらアラート上がりまくりだった)という状況の中、自分で遠方から抱えてもってきたデスクトップコンピューターの脇にCD-Rを積んで、様々なファイルをコピーしあっているという、その光景は相当筆舌に尽くしがたいものでした。

会場でWebCamを使って日本のオフィスとやり取りしていたら、その模様を見ていたイギリスのテレビクルーが「これ貸して」と言ってきて取材のために持っていったのでしたが、どうやらそれは、当時KPNに世界で最もクールなプロバイダXS4ALLを売却した、ハッカー雑誌”Hack-Tic”の元代表、Rop Gonggrijpが取材するためだったらしく。まじめな質問に訳のわからん答えを返していて結構わらかしてくれていたりというのは今となってはいい思い出で。

2005年、私ももちろんまた行こうと思っています。今度はテントもって。オランダ遠くて大変ですが、今度はもっと会場も凄いことになっているであろうと。一緒に行こうという人いましたら是非連絡下さい。この間は日本からの参加は2名(もう1人は当時うちの技術担当だった田近さん)でちょっと寂しい感じでした。