ふと思い出したコト

江島さんのBlogの新しいエントリー「シリコンバレーでの挑戦に向けて(ちょっとTrackBackするのも情けない内容なのであえてしませんが)」を読ませて頂いて、じーんと来るものがありましたが、江島さんの幼少期のお話を読ませて頂いて、私も当時「パピコン」と呼ばれたNEC不朽の名作(あれで家庭にパソコンが浸透していったんじゃないかぐらいいまだに思っていますが)、PC-6001を使い始めた頃のことを思い出しました。

そしてはたと思い出したのですが、私の逸話としてDOOMの話は橋本さんのBlogで取り上げて頂いたこともあってよくご存知の方も多いのですが、実はもうひとつ逸話があって、当時(小学校4年生でしたが)PC-6001にはまりつつも、ワープロなるものを使ってみたかった私は、たまたまワープロソフトの会社が実施していたソフトウェアパッケージのキャラクター名称募集に応募して、なんとそれが採用されてしまったということがありました。

そのソフトは、当時は東海クリエイト(現クレオ)という会社から出ていた、これまた有名なワープロソフト、”ユーカラJJ”というソフトでした(そしてコアラがモチーフとなったそのキャラクター名には「カララ」という名前を付けたのでした)。しかし悲しいことに、「なんとか動くに違いない」と勝手な思い込みで応募したそのソフトは、実は江島さんが持っていたと書かれていたPC-6001mkII用で、結局私は全然使えなかったというオチがあって、ちょっとイタイ感じだったりします。

今思えば自分でも変な小学生だったと思います。当時必ず学校でやらされる「将来の夢」という宿題に、「ソフトウェアハウスの社長」とか書いていましたが、周りはパイロットとか野球選手とか書いていたので、相当浮いていたような気がします。が、ちょっと方向性としてはズレているかもしれませんが、気が付けばIT系メディア企業の社長をやっていたりもする訳で、今思えばその頃コンピューターに触れたインパクトは相当なものだったのだと思います。まさしく人生を変えた1台、ということでしょう。

ところで旧東海クリエイト、現クレオさんはその後どうなっているのだろう?と気になって調べてみましたが、1990年にJASDAQに上場、2003年3月期の決算では連結で、売上高で100億円を超える企業になっていました。ユーカラシリーズの販売は83年からとのことだったので、隔世の感がありますネ。

近況2月~3月中旬

最近忙しかったり、30を超えたせいかわかりませんが、体力が急に衰えたこともあっ て、子供から病気をもらってしまったりで全然更新出来ていなかったblogですが、少 し落ち着いたこともあるので、2月から印象に残ったことなどメモを。

渡辺(千賀)さんとお会いしました

渡辺さんとは密とはいいにくいものの長いお付き合いで、それこそ私が最初の会社に 就職した頃からのお付き合いです。最初は某社の米国プロジェクト、転職後(奇遇な ことに、別の会社なのにほぼ転職は同時期だったかと)は投資する側、される側(も ちろん私がされる方ですが)の関係でした。

その渡辺さんは現在はアメリカにお住まいですが、たまたま日本に一時戻られ、その 際に開催されたオフ会にご招待頂いたので、嬉々としてお邪魔してきたわけです。

当日は渡辺さんに久方ぶりにお会いして、アメリカでITベンチャーへの投資が回復し ている状況を伺うことが出来たのも収穫でしたが、何よりもSW Memoの方にお会いし て、メディアビジネスの今後についてディスカッション出来たのがまた収穫でした。

当日のディスカッションの内容に関しては SW Memo さん のエントリーで綺麗にまとめて頂いているのでそちらをご参照頂きたいところで すが、私的に更に要約すると、そもそもメディアが以前とは大きく構造そのものを変 えているのだから、ビジネスが以前と同じシステムで成り立つ可能性は少ない、とい うことです。

その数日前にIBMの北城会長にお話を伺う機会がありましたが、北城さんがLinuxをそ の事業に大きく取り入れられた際のお話がとても印象的でした。オープンなものがい いもので、それが自然に広がり、そこに顧客ニーズが発生すれば、企業としてはそれ を事業としてフォローするべき、といった趣旨だと私なりに解釈しましたが、その前 に伺っていた企業の社会的責任のお話と合わせて、これからの経営のあり方を考える 上で有益なお話を伺わせて頂きました。

メディア事業においても、メディア自体の構造変化に対応しつつ、メディアとしての 社会的責任をどう果たしていくのか?という点が今後ますます問われていくのではな いかと思います。

・SixApart日本法人設立

Blogの事業性については私は実は当初からかなり懐疑的だったのですが、社会的に見て意義のあるプロダクトを作る会社が潰れるケースというのは、経営が乱雑でない限り少ないと思っているので、是非頑張ってほしいと思います。Joiさんも言っているけど、blogにはメディアを変えるパワーがあるし、よって政治や社会を変えるパワーを内在しています。

まだ人のオピニオンをつなぐところからあまり抜け出していませんが、XMLの本質を踏まえて綺麗に発展すればより様々な形で、様々なサービスと繋がっていくプラットフォームになる可能性を秘めていると個人的には感じています。インターネットメディアに携わるものとしては、blogが普及した時にどういうパワーバランスの変化が起こるのか、ここしばらくはそういうところに想いを巡らせたいと思っています(なので議論に付き合って下さい>関さん、平田君)。

・「イノセンス」を見る

言い方としてはきついけど、全体を通してかなり説教臭い感じが少し鼻につくものの、全体としては満足感のあるものでした。特に映像表現は、現時点でのアニメーション技術の粋を尽くした、という感じで、個人的にはかなりその技術に感動しました。10年前にSGIのIndigoとかを見て「すげー!」と言っていたのが本当に嘘のようで…。電通や日本テレビ放送網と錚々たる企業が後押しするのもよくわかりますし、何よりもProduction I.G.の方には是非お会いしていろいろとお話を伺ってみたいと思います。