最近ブログも映像ばかりになってしまっているので、軽めのエントリーではありますが、他の方の記事・コラムの紹介なぞ。ここ数ヶ月、isologueの著者として相当のPVを集めていらっしゃる上に、テレビや雑誌への登場も忙しい磯崎さんのnikkeibp.jpのコラム「ネットエコノミー解体新書」です。
内容は「財務諸表から現在旬と考えられているネット事業者のビジネスを丸裸にする(笑)」というもので、非常に示唆に富む点の多いコラムです。ネットビジネスの戦略を考える上では、非常に参考になるんじゃないでしょうか。
私は現在アイスタイル社の社外取締役を務めさせて頂いていますが、磯崎さんといろいろとお話するようになったのは、毎月同社の取締役会でお会いする機会が出来てからです。
取締役会でも監査役の立場として、会計的な諸問題から、さらに様々なネットビジネス企業の監査役を務められているその経験豊富な視座から、事業の問題点まで的確なアドバイスをされているところを見るにつけ、「うーん、私も勉強しなくては」という思いに至ることが多いです。個人的には、仕事ではあるのを重々承知しつつ、アイスタイル社の取締役会の前後で交わすディスカッションが楽しみになりつつあります。
多くのネット企業でもあまりきちんとやっていないのがこのネット企業の財務諸表から戦略を探る、という部分で(そういう私もCNET時代に当時編集長だった山岸さんに「こういう見方がある」ということを教えてもらったんですが)、詳細に読み込んでいくと実にいろんなことがわかるものだったりするだけに、こういうコラムをどなたかやってくれないかなー、と当時から思っていたものでした。
そうしたところ、磯崎さんがかなり代表的なネット企業を中心にバッサバッサとやられ始めているので、個人的には楽しみに読ませて頂いているところです。先月に掲載されたイーベイの記事も面白いですが、その前に掲載されたGoogleの分析が私的に実にお勧めです。この回の、特にクライアント側の予算配分にまで突っ込んだ分析は、「この方は普通の会計士ではないよなぁ」と思わせるに十分です(笑)。
追記:
坂和さんがトラックバックしてくれましたが、今回の「アマゾン」に関する記事は磯崎節炸裂、という感じでした。アマゾンよりもセブン・イレブンの方がGoogleやeBayのビジネスモデルに近い、なーんて見方、あんまり普通の人は出来ないですよねぇ(笑)。
アマゾンはすごくもてはやされている会社ではありますし、新しいビジネスを作ったという意味ではリスペクトをしていますが、財務諸表で見る限りはネット企業らしくないなぁ、とは以前から思っていたのでした。そこをかなり今回の解説では磯崎さんが突っ込んで書かれているので、是非ご参照下さい。
#ちなみにある経営者の方にかの有名な「ジェフ・ベゾスが紙ナプキンに書いた自社のビジネスのエコシステムの図」を見せたら、この人は買い物のあり方を変えたいところに美学があるのだろうね、何でMBOしないんだろうね?と仰っていました。磯崎さんにこの間のアイスタイル社の取締役会の前にこの話をしてみたら、「そりゃMBOするにしても現在の時価総額を考えると、旨みがないからでしょう」との明快な答えを頂きました。
ちなみにこのエントリーを書いている際のアマゾンの時価総額は、12.61Bドル、すなわち126億ドル=1.5兆円ぐらいですね。どんなもんでしょう?
>個人的には、仕事ではあるのを重々承知しつつ、アイスタイル社の取締役会の前後で交わすディスカッションが楽しみになりつつあります。
これからの社外取締役の報酬とインセンティブのあり方はこれですね(笑)。
「ネット・エコノミー解体新書」にチェキラッ!
一昨日、久しぶりに会社の近所の三省堂書店に立ち寄ったところ、「Web 2.0関…
igiさん、コメントありがとうございます。もちろん、サルガッソーの取締役会もインセンティブはここにあると思っていますよ(笑)今はとにかく事業に励む時です。