Log the Endless World

3月 2日

インターネットマガジン休刊は新しい始まりだと思う

 最近主カテゴリーが”Internet”のエントリーが多いような気がします。個人的にはIT以外のものにもいろいろと興味を示している今日この頃なんですが、どうもニュースとして Internet 関連のものが多いせいでしょうか。

 そんな中、日本のインターネット史をある意味支えてきたとも言える、インターネットマガジンが休刊になる、とのニュースが。

 私が本格的にインターネットを触り始めたのは94~95年ぐらいだったと思いますが、当時理系の学生でもなかったBBS青年としては、インターネットマガジンが唯一「なんだかすげえ」と言われていたインターネットの情報を得るための情報源でした(ちなみに、PCの情報源はASCIIとログインだったと思う。当時は小学生だったけど、伊藤ガビンさんのコラムを読んで衝撃を覚えていたような気がする)。

 当時は日本だとそれこそ企業だとNTTの有志が立ち上げたページ(うーん、情けないことに名前を忘れてしまった。どなたかサポートお願いします…)と富ヶ谷のページぐらいしか私は知らない状況で、NTTのページで「ふむふむ、こんなところもあるのだ」とWebを徘徊していた頃だったんではと。商用プロバイダーもGOLとリムネット、アダルト解禁の先駆者Bekkoameぐらいなもんで。

 ということで、インターネットマガジンも創刊号からの愛読者でしたし、アコガレの雑誌でもありました。学生時代には就職希望先候補の1つでもあったような気がします(真面目に就活をやっていなかったのもあり、葉書を出すのも滅茶苦茶遅いこともあって、そこで落っこちた気がしますが)。前の会社を立ち上げた時には、レビューサイトのことでいろいろと相談にも伺いました。

 月日は流れてCNETに関わり始める1年前ぐらいから、インターネットのコモディティ化を感じるに従って、雑誌としてまとめていくのが大変そうだなぁと思って見ていましたが、ここに至って休刊というのも時代の移り変わりを感じます。会社のコアブランド雑誌だったこともあり、関わっていらっしゃった皆さんには結構辛い決断だったのではないかと。

 でも外野が勝手な意見を言わせて頂けば、ここからが新たなスタートなのではないかと思っています。そもそもインターネットも当初の理想に近いところに発展しつつも、新たな問題をいろいろと抱えつつあるところですし、新しい視点での情報発信が求められているのではないかと感じていますが、そこでインプレスさんが果たされるべき役割というのはまだまだいっぱいあるんではないかと思っています。個人的には、築きあげられたブランドを超えて、インプレスさんが次に何をされるのか、そこに期待しています。

 ちなみに、前回のインターネットマガジンリニューアル時に、オンラインでも過去の記事が掲載されるようになりましたが、私も一時期寄稿させて頂いていたことがありまして、その頃の記事も現在読めるようになっています。

 リニューアル当時に、権利関係の確認を頂き、ネットで有償会員向けに公開し、雑誌掲載時から(うろ覚えですが)3~4年経過後のものは無償でも公開する、のでその許諾を改めて頂きたい、という手紙を、非常に丁寧に頂きましたが、当時雑誌を前提に原稿料を頂いていたもので、その時点で価値として十分回収されたのでは?との認識で、読者サービス的観点から無償で公開してほしい旨返信させて頂きました(ある意味失礼かと思いましたが、筋を通しました)が、その記事ももう時期的に3年が経過したこともあって、現在では公開スペースでお読み頂けるようです。今読んで面白いものかどうかわかりませんが、機会がありましたら是非ご覧下さい(読者登録は必要です)。

「コミュニティーが切り開くポスト資本主義への道」
(この連載、当時の編集の方に本当に好きに書かせて頂いたものでした。この記事のKaZaAの裁判も、結局最後は敗訴で終わって、寂しいことになったなぁと当時思っていたんですが、その創業メンバーがそれにも負けず、結局今度はSkypeを作って今の時点で成功を収めているのは、感慨深いものがあります。他にも横浜のバッタ展示の話とかあるはずなので、興味ある方はバックナンバーを是非。)

7 Responses to “インターネットマガジン休刊は新しい始まりだと思う”

  1. 1
    古田@道具眼 Says:

    NTTディレクトリですか?>有志が立ち上げた云々

    σ(^^)も懐かしくなったググってみたら、こんなストリーミングコンテンツを発見しました。当時の画面とかが映ってますよ。この時点ではまだNTTディレクトリという名前ではなかったのかな?
    http://www.ntt-east.co.jp/theater/collection.html#01-6

  2. 2
    ayustety Says:

    > NTTの有志が立ち上げたページ

    「日本の新着情報」じゃなかったでしたっけ?

  3. 3
    お仕事日誌&一日一麺 Says:

    『インターネットマガジン』休刊

    “Log The Endless World ” 経由で知ったのですが、インター…

  4. 4
    mitarai Says:

    早速ボケた頭をサポートして頂き、ありがとうございます。>皆様

    そうです、「日本の新着情報」ですね。ある意味これが当時はポータルでした。確かこれがその後NTTディレクトリに発展していったのですよ。

    当時これを頑張って戦略的にやっていれば、もしかしたらYahoo!の位置はNTTが占めていたんじゃね?と仰る方もいましたが、言われてみると確かにそうかもと思ったり。

  5. 5
    kwmr Says:

    NTTホームページの中の「日本の新着情報」。
    なんだかすごく懐かしい感じ。
    トップには有志の一人の坂本さんの奥さんが描いたオレンジダイヤルのマスコットがあったなぁ...
    http://ss.nikkei.co.jp/ss/cyber/hon3-1.html
    最近、すごい年寄りなんだなって、思います。自分。w

  6. 6
    nobu92 Says:

    NTTディレクトリ ・・・ 長らく忘れておりました。

    検索エンジンは、TITAN。

    「タイタン」と読まれていましたが、名前の由来は、研究所のグループの名前の「知的探索」から取った「知探(ちたん)」だと聞いたことがありました。

    W大の千里眼とか、いろいろあったような気がしますが、忘れてしまいました。

  7. 7
    mitarai Says:

    皆さんコメントありがとうございました。
    (長い間レスが滞っておりまして申し訳ありません)

    >kwmrさん

    ですねえ。私も自分が意外に年寄りだったと実感する今日この頃でした。もうちょっと頭をリフレッシュしないとです。

    >nobu92さん

    TITAN、覚えていますよー。「こんなの作っている会社すげー」と当時は思っていたものです。(その由来については実は知りませんでした。)

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