なかなかBlogを移転出来ないことで悩んでいる今日この頃ですが、恐らく今の会社を始めて以来週末の2日とも仕事に触れない日を意識的に作ることが出来たので、これぞとばかりに見ようと思いつつ見ることが出来なかった映画、「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見ました。
この映画の作者は、恐らくメディアでも大きく報じられたので皆さんご存知だと思いますが、最近ディズニーにその公開を阻止されていたものの、最近漸く公開に漕ぎ着けた、9.11テロ事件以降のイラク戦争の経緯を描いた映画「華氏911」の作者でもあります。痛烈な風刺でアメリカ社会の現実を描くことでどうも有名な人だそうですが、実は私はよく知りませんでした。ただ、この映画の風評をメディア等で知っていたこと、またアメリカの銃規制問題について興味があったことから、関心を持って見てみたわけです。
アメリカ的な風刺と、複雑な捻りの無いストレートな構成をとりつつも、本当に作者が言いたいことははっきりと言わず、周辺の取材から結論を浮かび上がらせ、最後のチャールトン・ヘストンへのインタビューに最後のキーを埋め込んでおく、という心憎い作品でした。カナダの事情(人口3000万人、世帯数1000万で、銃所持が700万丁あっても、銃による殺人事件の発生率がアメリカの凡そ100分の1程度)は非常に興味深かったです。
孤立しつつある今のアメリカを理解する上で、非常に参考になる作品でした。